【製作編②】陶器のドリッパーができるまで。カネコ小兵製陶所さんの見学に行ってきました。 | 株式会社杉山製作所

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【製作編②】陶器のドリッパーができるまで。カネコ小兵製陶所さんの見学に行ってきました。

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こんにちは。杉山製作所が運営する実店舗『鉄家具と暮らす』です。

岐阜で生まれた、アイアン製のドリッパースタンドと陶器のドリッパー・マグカップのセット。
杉山製作所が手がけるスタンドに、岐阜県土岐市のカネコ小兵製陶所さんに作っていただいたドリッパーとマグカップを組み合わせ、『ドリッパースタンドビスケット セット』として販売しています。

開発編】【製作編①】に続き、最後は陶器のドリッパーとカップを作ってくださっている「カネコ小兵製陶所」さんへ見学に行ってきたのでご紹介していきます。



ドリッパースタンドビスケットセットの中で、私たち杉山製作所が製造しているのは「スタンド」です。
ですが、スタンドはあくまで脇役。美味しいコーヒーを淹れるかどうかは、ドリッパーにかかっています。
また、色のイメージもコーヒータイムの雰囲気を左右する重要なポイントです。

開発会議のときに「この形は釉薬を塗るのが難しい。」と、カネコ小兵さんの社長がおっしゃっていたのですが、それがどういうことなのか工場見学に行ってよくわかりました。

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完成品のドリッパーとマグカップ

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カネコ小兵製陶所さんの作業場

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マグカップとドリッパーの「フチ」の部分に筆で錆色を塗ります。

今回開発したドリッパーとマグカップはフチの部分の錆色がデザインのアクセントになっています。
渋い色合いと鉄を連想させる「錆び色」がとてもいい具合です。
この錆色の部分は筆で手塗りしています。
試作の段階で、どの程度の濃さにするか何回か挑戦してくださったそう。
焼きあがるまでどんな感じになるかわからないので、ドキドキですよね。

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錆色と筆

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回転する台に乗せて色をつけます。
加減が難しそうです。

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塗り終わった製品。よく見るとフチだけ色が濃くなっています。

そしていよいよ、釉薬へつけていきます。
「どの辺が難しいですか?」と作業している方に質問してみると「掴む部分が斜めなので安定しないんです」とのこと。
このような難しい掴み方で、素早く均一に、液だれしないように釉薬を塗れるのはまさに職人技。
先に完成品を見ているからこそ、感動してしまいました。

実際に塗る様子は、こちらから動画をご覧いただけます。

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このハサミのような道具で掴んで浸けるのはとても難しそうですね。

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釉薬を塗り終わったドリッパー

釉薬を塗ったら、窯に入れて焼きます。
やきものは焼くと縮むそう。
なので、焼く前の状態は焼き上がりより一回りくらい大きく仕上げています。

ドリッパーは穴の大きさが重要です。

①焼きあがった状態のモデルを3Dプリンターで作る
②モデルを実際に使ってみて味を検証
③逆算して縮む前の大きさの型作り

といった流れで形を決めました。

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3Dプリンターで作った試作品で実際にコーヒーを淹れてみます。

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焼く前・完成品・試作品

向かって左が焼く前のドリッパー
真ん中が完成品のドリッパー
向かって右が試作のドリッパーです。

よく見ると右の2つに比べて、左(焼く前)はひと回り大きいのがわかるでしょうか?

ドリッパーを作るにあたって難しいポイントはいろいろあります。
わたしも実際にカネコ小兵さんとお話するまで知らないことがたくさんでしたが、工場で製造の様子を見せていただいたり、お話を伺ったりすると、この形状を量産することがとても難しいということがよくわかりました。

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完成したドリッパーとマグカップで試飲会


焼きあがったマグカップとドリッパーを使って、今回ドリッパーの監修をお願いしたカフェアダチさんのオーナー小森さんにコーヒーを淹れてもらい、試作の時と味や使い心地が変わっていないかなどを検証します。

小森さん的にはとても満足な仕上がりだったようで一安心。

この後、色が納得いっていないというカネコ小兵さんに再び色の調整をしてもらい、ついにドリッパーとマグカップが完成しました。

もちろん鉄の黒色とのバランスも◎です。

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グレー

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ブルーグレー 

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オリーブグリーン

今回採用されたのは
・グレー
・ブルーグレー
・オリーブグリーン
の3色

どの色もとても鉄の色と相性がよく、渋いけど爽やかさもある素敵な色に仕上がっています。
フチの錆色も良い感じです。

店内展示や、イベントの展示でいろんな方に見ていただきましたが「写真で見るより良い色ですね。質感も良い」と言っていただいてとても嬉しいです。

開発編から始まり3編にわたってお届けしました。

陶器屋さん、コーヒー屋さん、鉄屋さん、みんなの想いが詰まった「ドリッパースタンドビスケットセット」。
どうぞ、このセットと共に素敵なコーヒータイムをお楽しみくださいね。

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この記事の著者

村瀬楓

モノづくりが好きで、大学卒業後は飛騨高山で約10年間木工に携わってきました。現在は広報として作り手の目線を大切にしながら、鉄家具の魅力やモノづくりの面白さ、こだわり、そしてその裏側にある技術や想いを発信しています。

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  1. […] 【製作編②】陶器のドリッパーができるまで。カネコ小兵製陶所さんの見学に行ってきました。 | 株式会社杉山製作所 より: 2025年9月26日 4:50 PM […]

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