シマダアユミブログ 260412
いよいよ来週21日よりミラノデザインウィークにて展示会が始まります。
今年は4人のデザイナーさんとの新作やリプロダクトした製品を展示します。2023年からミラノデザインウィークに出展し出会ったデザイナーさんとの製品作りにつながりました。

MONKEY BAR CHAIR design:Jorge Herrera(ホルヘ・ヘレーラ)
このアームチェアが探し求めたのは、「緊張感」と「軽やかさ」のバランス。連続的な細身のメタルフレームは、グラフィックのようなシルエットを描き出し、宙に浮いたようなレザーシートが、座る人の身体に自然に寄り添い「浮遊する心地よさ」をもたらします。そのインスピレーションの源は、子どもたちの遊び場にある「うんてい」。フォルムを極限まで削ぎ落としたデザインは、構造、曲線、そして素材という本質的な要素だけで構成しました。余計な張り地は一切ありません。あるのは、素材と重力の作用だけ。歳月とともにレザーは柔らかく馴染み、日々の記憶を刻み込みながら、暮らしを通じてその個性を深めていきます。メタルフレームは、その視覚的な軽やかさと構造的な精度を保ち続け、安定感とエレガンスの両方を高めています。人生に寄り添うオブジェとしてデザインされたこのチェアは、日々の暮らしの中でふと立ち止まる時間や思索を促し、使う人と共に美しく歳を重ねます。

Radial Coat Stand / Radial Umbrella Stand design:安積 伸(あづみしん)
放射状に配置された三本のジグザグ縦構造と、それらを束ねる三つのリングによって構成されています。室内空間のアクセントとして機能する存在で、室内の印象を高める「彫刻的価値」と、日常の衣類や小物を受け止める「多目的収納家具としての機能性」とを両立させることを目指しています。コートスタンドは、上部に三本のコートフックとリン グ状のハンギングバーを備え、中央には小物を収める収納部を備えています。中央の円錐形トレイには鍵や財布などの小物が収納可能です。トレイを取り外した状態では、マフラーや傘などを直接掛けることもできます。また、頭頂部の円環内は、ヘルメットなどの置き場にも適しています。アンブレラスタンドは、三脚構造が内部の間仕切りと して機能し、立てた傘が内部で不安定に傾くのを抑えます。また、頭頂部には小物を収めるためのトレイを備えています。私たちの生活を振り返り、家具の周囲で行われる日常生活の一場面を丁寧に想像することから、このデザインは生まれました。衣類や小物を「どのように収納し、どのように扱いたいか」という考えが、そのまま形となり、構造として表れています。

SHIN スタッキングアームチェア design:伊藤浩平(いとう こうへい)
不要な要素を極限まで削ぎ落としたミニマルデザインを象徴する椅子です。椅子に必要な構造だけで構成し、細く軽やかな印象ながら、鉄の特性を活かした高い耐久性を備えています。直線的なフォルムは、日本らしい建築空間と美しく調和し、複数脚並べても空間をすっきりと見せます。最小限のかたちの中に、座りやすさと静かな美しさを追求した一脚です。黒皮鉄に透明塗装を施し、磨きや火あぶり、槌目仕上げなど職人の手仕事の痕跡が静かな存在感と温もりを生み出します。最大約4脚までスタッキングでき、空間を美しく保ちながら機能性にも配慮した一脚です。

felice easy chair design:村澤一晃 (むらさわ かずてる)
杉山製作所のスタンダードアイテムに育ったfeliceシリーズのeasy chair。シリーズに共通する特徴である背からアーム、そして脚に繋がる一筆書きの優雅な構成を活かしつつ、ゆったりとしたラウンジチェアのような座り心地を実現したデザインです。穏やかに食事を楽しむダイニングチェアとしても、ソファのそばに寄り添うパーソナルチェアとしても、豊かな時間を過ごすためにちょうどいい椅子です。

Tsuzumi circle table design:村澤一晃 (むらさわ かずてる)
くびれを持つ優雅な美しさが特徴である日本の楽器「鼓」の名を冠したシリーズに、テーブルが加わりました。フレームの曲線を視覚的にも楽しめるように、天板はガラスとしています。独特な造形ながら空間に馴染みやすく、主張しすぎないデザインになりました。影の美しさも楽しめるテーブルです。
杉山製作所の可能性をさらに引き出した製品づくりになりました。
まだまだ日々成長しながらモノづくりに精進したいと思います。
好きな言葉
小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。
イチロー

